YOU−+、もうひとつの現場 《原子ギター》
今日は2012年1月12日ですね。
このブログは年を跨いでも、続くのです。
なぜなら、ちょうど2ヶ月前の2011年11月12日。
island ATRIUMではYOU−+の一環で、柏市内でもうひとつのプロジェクトが静かに進行していたのです。
柏市の二番街商店街の某店舗前に設置されました。
休日とあって、にぎわう商店街に響く人の声。
BGMとして流れる流行歌。
その中で原子ギターはまちに「流れる」放射性物質を感知し、弦を震わせます。
突如耳をつんざくようなノイズ、雑踏に消え入ってしまう微細な音。
柏、いえ、日本が今置かれている状況を知覚することが可能なサウンドスケープを創り出していました。
「そこで、あなたか何を差し出し、何を受け取るか。」
これはフライヤーに企画者・橋本匠が書いた一文です。
《原子ギター》を見た後に、この一文を読むと様々な想いがわき上がります。
(コーディネーター:清水)